北海道新聞5月31日付けより
【小樽】大手総合商社の双日(東京)が小樽市と後志管内余市町にまたがる国有林で計画する風力発電事業について、小樽市は31日、建設に反対する方針を固めた。
風車建設に伴う景観悪化や森林伐採による土砂災害リスクの増加を懸念した。
意見書を近く、鈴木直道知事に提出する。道によると、立地予定の自治体が反対意見を提出するのは珍しい。
意見書は環境影響評価法に基づく手続き。余市町も意見書を近くまとめる。道は両市町の意見を踏まえ、8月中旬までに「知事意見」として提出する。
同市の意見書や知事意見に法的拘束力はないものの、立地予定の小樽市が反対姿勢を鮮明にすることで、建設計画に影響が及ぶ可能性がある。
計画では、両市町の国有林で最大26基の大型風車を建設する。総出力は10万9千キロワットで、2029年春から20年間稼働させる。
国の天然記念物オジロワシなどの生息が確認されており、地域住民から計画中止を求める署名が同社や両市町に提出されている。(河田俊樹)
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