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(写真:町立博物館に展示中のカムイサウルスの復元骨格。新博物館では実物化石の展示も予定する)

【ワンテーブル官民連携 北海道にも影響 新博物館計画「好き勝手にさせない」住民自ら行動】

           『河北新報オンライン』2024年1月11日付けより

 備蓄食品製造のワンテーブル(宮城県多賀城市)が福島県国見町と宮城県亘理町から受託した官民連携事業が中止となった問題で、同社が関わった北海道の自治体事業に影響が広がっている。住民が自ら問題解決に動いた地域もあれば、契約関係の継続を決めた町もある。それぞれの選択を追った。(福島総局・横山勲)

 北海道央の南部に位置する人口7300人余りのむかわ町。
穂別地区にある町立博物館の一室に恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」の復元骨格が鎮座する。全長8メートルの巨体は展示室に収まらず、しっぽの部分が取り外されている。

 2003年に町民が化石の一部を見つけ、13、14年の本格調査で全身の化石が発掘された。大型恐竜の全身骨格の発見は日本初で、7200万年前の新種の恐竜であることも分かった。

 穂別の住民は地域を挙げて喜び、町は恐竜化石を地方創生の核にしようと15年に「恐竜ワールド構想」を発表。18年3月に博物館のリニューアル計画を打ち出した。築40年の博物館は手狭で、カムイサウルスの展示が難しかった。

 しかし、構想は中断を余儀なくされる。同9月に最大震度7を記録した胆振東部地震に襲われたからだ。町内では1人が死亡、家屋の全半壊は計226棟に上った。

 地震から4年後。ワンテーブルの島田昌幸社長(当時)が町を訪れ「東日本大震災の復興の知見を伝えたい」と申し出て、国の地域力創造アドバイザーとして新博物館に関わるようになった。

 町は22年9月に新博物館の基本設計の委託先を公募。建築設計の船場(東京)が受託し、ワンテーブルは協力企業に名を連ねた。

 状況が一変したのは23年3月だった。島田氏が官民連携事業で「(自治体の)行政機能を分捕る」などと語っていたことを、河北新報が報じた。

 島田氏はアドバイザーを辞任。町は6月の住民説明会で船場作成のプランを示したが、娯楽性を重視した施設イメージを疑問視する声が続出する。住民の目には、化石の価値や穂別の歴史の営みが軽んじられているように映った。

 博物館の行く末に危機感を覚えた住民らは、自ら行動を起こした。
 8月に「新博物館を考える町民会議」が発足し、博物館の理想像や穂別の将来を話し合った。代表の中沢十四三(とよみ)さん(66)は「博物館は地域の誇り。好き勝手にさせるわけにはいかないと思った」と振り返る。

 地元企業も思いは同じだった。船場は実施設計の委託先公募に向けて地域の建設業者に協力を求めたが、応じる業者はいなかった。船場は撤退し、実施設計は12月に地元業者中心の共同企業体に委託された。

 新博物館計画は穂別の住民の望む方向性で進められることになった。

【道内3町、事業対応を釈明】➡仁木・余市町のことですよ!!!!!

 ワンテーブルは、むかわ町のほか、北海道内3町でも官民連携事業を進めていた。

 2018年の胆振東部地震で大きな被害が出た厚真町では、翌19年にエネルギー6次化プロジェクトの基本設計業務を受託。22年にはプロジェクト関連の園芸施設工事を宮城県内の2社を引き連れて受注した。

 町によると、ワンテーブルは「震災後に町に復興支援を申し出てくれた数ある企業の1社」(産業経済課)だったという。

 福島県国見町ではワンテーブルが受託した事業の仕様書作成に同社が関与したが、厚真町の担当者は「仕様書作成は公正公平な事業発注を行うために最も重要な作業。厚真ではあり得ない」と強調した。

 島田氏が21、22年度に地域力創造アドバイザーを務めた仁木(にき)町は、ワンテーブルが22年に受託した町のエネルギービジョン策定業務の仕様書作成に同社を一部関与させたことを認める。完成した仕様書には特定業者に便宜を図るような指定はなく、住民環境課は「仕様書の内容は町幹部で何度も会議して詰めた」と釈明した。

 余市町は23年度、ワンテーブルに公園施設や農村活性化センターなどの管理業務を委託中だ。島田氏は20~22年度、同町でもアドバイザーを務めた。政策推進課は「(ワンテーブルは)会社として業務遂行の適性を欠くものではない」とし、委託先の選定に関しても「公平性、妥当性は確保されている」と強調した。

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仁木町の風力発電を考える会です。 一見エコと思われる風力発電ですが、住民の健康被害にもかかわる、とても多くの問題を抱えています。 いっしょに学んでいきましょう。

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